十分な休養による治療

ストイックな方は休息に強い不安を抱く事があります

うつ病を克服するためには、心と体の両方をしっかりと休ませなければいけません。そもそもうつ病とは非常に働き者で真面目な性格の方々が発症しやすいものです。症状が軽い場合でも充分な休息と睡眠時間の確保が要ります。元々真面目な方は仕事や勉強の手を止める事に、強い罪悪感や不安感を覚えます。

長年目標に向かってストイックな暮らしを送って来た方々にとって、ある意味で休息を長期間取るのはかなり怖い事となります。休職している間に世間から置いていかれないか、休学したら二度と大学には戻れないのでは等、ネガティブな気持ちがどんどん湧き上がるかもしれません。しかしうつ病の方々にとっては、心身を十分に休める事が喫緊の課題であり、専門家と二人三脚で不安を柔軟に受け止めながら、一旦仕事や勉強の場から距離を取る事が最も重要です。

休み方にも色々なスタイルがあります

心身が激しく摩耗した時期は文字通り自宅療養が必要です。自室のベッドで安静にして、あえて勉強や仕事から離れてメンタルと肉体を休ませる事に専念します。ある程度、心身のダメージが回復し、うつ症状が快方に向かってきたら、自然と何かに取り組みたいという欲求が浮かび上がってきます。気持ちが前向きになって来たら、今度は軽い運動や趣味の時間を確保しましょう。

自宅療養と言っても、文字通り自宅にずっと待機している事ではありません。無理のない範囲でスポーツに取り組みストレス解消をしたり、好きなアニメやアイドルのイベントに参加する等、とにかく自分の心が喜ぶ活動に取り組みましょう。一見すると遊んでいるように見えるかもしれませんが、うつ病の回復にはまさに非生産的な行為、ただ単純に気持ちが明るくなれる「遊び」こそ不可欠であり、それもまた立派な休息の形です。